朋和産業はパンやおにぎりなどの食品用を中心に、様々パッケージを製造している会社です。全国各地に支店や工場がありますが、本社と同じ千葉県船橋にある習志野工場内に新、しい工場棟が増設されました。今回は新習志野工場棟の特徴をご紹介しましょう。

新習志野工場棟増設の背景

習志野工場は朋和産業の主力製造拠点です。工場ではパンやおにぎりなど小売店に毎日配送される日配品向けの包装材を中心に、様々なフィルム包装資材を供給しています。単身世帯の増加、女性の社会進出で中食業界は拡大しており、食品向けの包装材の需要は高まっています。

そこで、主力工場の生産能力の強化を図ることで、競争力の向上を狙っているようです。また、業容の拡大により伸びていく受注量に対応できる生産能力と、倉庫スペースの確保が求められ、新工場棟の増設に至りました。

機械化・自動化の導入

新習志野工場棟では至るところに機械化・自動化を導入しています。機械化・自動化を図ることで、工場で働く従業員の負担を軽減し、安全性の確保につなげて生産性の向上を図る狙いがあるようです。少子高齢化に伴い、工場での働き手は少なくなっており、人手不足では生産に影響が出てしまいます。

そこで、少人数でも十分に生産できるように、工場の自動化が進んでいます。機械化・自動化により効率良く生産でき、また従業員も大きな負担を強いられることなく、安心して働ける体制が整えられていると言えるでしょう。

工場の機械化・自動化による生産コストや品質変化

機械化・自動化をすると人件費は削減できますが、人間の仕事がなくなるわけではありません。機械を操作するためにはオペレーターが必要であり、また機械や完成品に不具合がないかチェックする仕事も必要です。

また、生産性が向上することで、新製品の開発や新事業への参入増加も予想でき、働く機会が減るという心配はないと言えます。数値的に製造されるので、人の手よりも均一化された高品質な製品が生産できるようになります。新習志野工場棟の増設は従業員や商品にとって多くのメリットが得られる選択だと言えるでしょう。

まとめ

朋和産業の新習志野工場棟の増設は、ユーザーニーズに対する迅速な対応と品質向上の強化と同時に、梱包資材の需要増加に応じられる体制を整えたと言えます。今後も伸びていくと期待できる事業なので、朋和産業は業界の拡充に取り組んでいく様子です。習志野工場を中心に梱包材の安定供給し、商品の流通や社会に貢献していくでしょう。

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