主に食品用のパッケージのデザインから製造・販売を行う朋和産業株式会社は、新しく関東物流センターの開設を発表しました。2019年10月に竣工したプロロジスパーク千葉1内に関東物流センターが入居しています。
今回は施設概要と共に、新しい物流の拠点ができたことで朋和産業にどのような変化が見られたのかご紹介しましょう。
関東物流センターが入るプロロジスパーク千葉1とは
[画像:朋和産業]
関東物流センターは、千葉県千葉市にあるプロロジスパーク千葉1の5階に位置します。プロロジスパーク千葉1は鉄筋コンクリート造・鉄骨造の5階建て、延床面積約147,000平方メートルに及ぶマルチテナント型物流施設です。
東関東自動車道と京葉道路、さらに国道16号の利用に便利な立地にあり、都心部や首都圏への物流に最適です。また、空港にも近い距離にあるため、国際貨物にも対応しやすくなっています。
他にもプロロジスパーク千葉1は様々な特徴があるのでご紹介しましょう。
スマートバースシステムを導入
[画像:朋和産業]
車庫内には天井用のセンサー付きLED照明や制御システムを採用しています。そのため、朋和産業を含む入居するテナント起業は、電気の使用コストの削減や庫内オペレーションを可視化するサポートを受けられます。
災害に強い設備仕様
千葉県は2019年9月に台風15号の甚大な被害を受け、プロロジスパーク千葉1は災害に強い仕様や設備を導入しました。屋根や軒樋などは強風に耐えるため従来の基準を超える耐久仕様となっています。
さらに、緊急地震速報に衛星電話、停電時を想定して井戸水浄化システム、仮設トイレ、約72時間分の電気が確保される非常用発電、停電時も開閉を可能にする電源切替盤を内蔵するシャッターなどの設備を施設の一部に採用しています。
快適なデザイン性と設備
[画像:朋和産業]
施設内には落ち着いた雰囲気のカフェテリアがあり、グループで過ごせるエリアとパーソナルエリアで区分されています。無料Wi-Fiや有線放送が導入され、他にも施設ポスト・宅配ボックスも設置され、利便性と快適性が整った環境です。
オフィスワークと貸会議室もあり、来客対応や打ち合わせなどもしやすくなっています。
出勤しやすい環境
施設の周辺は住宅集積地となっており、稲尾駅・西千葉駅、四街道駅を行き来するバス路線がたくさんあります。また、都賀駅にはプロロジスパーク千葉1までは専門のシャトルバスが運行されています。他にも12台分のシェアサイクルポートが設置され、サイクリング通勤や近隣地域へのアクセスも可能です。
関東物流センターを始め、施設内で働く人が通勤しやすい環境も整っており、通勤ストレスの軽減になっていると言えます。
物流機能の強化と業務効率化を同時に実現
関東物流センターは、首都圏を始め東日本エリアの物流機能強化のために開設されました。物流センターが入居するプロロジスパーク千葉1は、国道16号と東関東自動車道の結節点にあり、千葉北ICと穴川ICとも近いです。高速道路へのアクセスの利便性が高いことから、物流の拠点に選ばれました。
また、今までは倉庫が複数ある場合、実際に製品を流通するには各倉庫での作業が必要で、スムーズさに欠ける点がありましたが、関東物流センターには、11,800.29平方メートルにも及ぶ倉庫があるので、分散されていた倉庫も物流拠点に集約され、物流強化と同時に業務効率化も図られていました。
物流ニーズは時代と共に多様化しており、関東物流センターの開設は高レベルでの対応を実現できるようになったと言えます。
まとめ
朋和産業は普段から目にする商品パッケージの企画から製造・販売まで行っており、商品を売る企業にとっては欠かせない存在です。新たに関東物流センターができたことで、よりスムーズな物流が可能となりました。
これからも物流センターを通じて、朋和産業は様高品質な製品・サービスを様々なニーズに応えながら提供していくでしょう。
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